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【Kobra 2 Pro/Plus/Max】オートレベリングの問題解決

こんにちは Jin@Jin_talk38)です。

Kobra 2 Pro を購入して1週間が経ちましたが、「速い、キレイ」は正義ですね。

(セールで 38,000円 のときは絶対に買いです!)

意味もなく3DBenchy を印刷しては、テキパキした動きを眺めて悦に入っています。

(15分で印刷ってスゴくない⁉)

そんなスゴいコブラ君ですが、オートレベリングにクセがあります。

人によっては起きない場合もあるでしょうし、最初から起きてしまう不運な場合もあります。

また、最初は起きなかったけれども何かをしたことにより起きる場合もあります。(私はこちらです。)

それは何か?

ノズルがベッドに突き刺さるんです!!

Amazonの低評価レビューのいくつかは、ノズルがベッドに突き刺さるということが書かれています。

私も自分の機体で発生したときに「ブルータスお前もか」と叫んでしまいそうになりました。

しかし、いろいろ触っているうちに原因が分かったので、無事に解決しました。

それではどうぞ。

もくじ

ブログ主が3Dプリンターで究極のコンパクト財布を作っちゃいました。

収納力と使い勝手を両立した最高の一品となっております。

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原因

今回の症状の原因はこの子です。

プロープ君

なぜプロープが原因であるのか、プロープの働きも合わせて解説します。

プロープはベッドまで特定の距離になるまで近づく役目を持っています。

そのため、特定の距離の範囲よりもノズルが飛び出ている場合、特定の距離になる前にノズルが先にベッドに届いてしまいます。

すると、プロープはまだ特定の距離になっていないので、延々とベッドに近づこうとします。

要するにこれです。

そして、「ガリッ、ゴリゴリゴリ!!!」(テンション下がるわ〜)となります。

プロープ君はノズル君の位置などこれっぽっちも気にしていません。

では、これを解決するために何をすればよいのか説明します。

解決方法

これを見てください。これを見れば解決方法がなんとなく分かってくるかと思います。

そうです。プロープを下げて、特定の距離(2mm)の範囲内にノズルが入るようにしてやれば良いのです。

手順は以下の通りです。

STEP
ホットエンドカバー(ファンのプラグも)を外す

2.5mmの六角レンチを使ってホットエンドカバーを留めているネジを2つ外します。

(この動画を参考にしてください。0:42まで)

STEP
プロープを下げる

プロープを留めているネジをゆるめて少し下げます。

STEP
オートレベリングを行う

ノズルがベッドに突き刺さらないかを確認。突き刺さるようであれば、再度プロープを下げる。

刺さらないようになるまで手順2、3を繰り返す。

刺さらなくなったらホットエンドカバーを元に戻します。

STEP
テストプリント、Zオフセット値の調整

テストプリント用の3DBenchy「benchy-27m.gcode」がZオフセット値が適切か判断しやすいので、これを2層目ぐらいまで印刷します。

私じゃない誰か

Zオフセット値の変更が印刷しないとできないってポンコツかよ。
ファームウェアのアップデートで印刷しなくても変更できるようにしろください。

以下は私の環境での最適値になります。あなたの環境で同じ値を設定しても当てはまらないのであしからず。

離れ過ぎ
最適
近過ぎ

印刷中の剥がれを確実に防ぎたいなら「近過ぎ」でも良いかもしれません。

最後に

オートレベリングの肝がプロープの位置ということが分かったことで、ノズルがベッドに突き刺さる悲劇が二度と起こらなくなって安心したのではないでしょうか?

不運にも購入直後に起きてしまった人にとっては、Anycubic や Kobra 2 シリーズのイメージが悪くなったかもしれませんが、原因と対処法が分かれば少しはイメージアップに貢献できたんじゃないかと思います。

(Anycubicさん、もしこの記事を読んだら何かお気持ち的なものでも…)

何か問題が起きたときには、すぐに初期不良と判断するのではなく、3Dプリンターの挙動を見ていろいろやってみると意外と解決するものです。

そうやってちゃんと動いたときは、より一層自分の3Dプリンターに愛着がわいちゃいますね。

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