究極のコンパクト財布「zenico(ゼニコ)」登場!

【Ver.5.x.x】Ultimaker Cura の使い方

こんにちは Jin@Jin_talk38)です。

今回は Ultimaker Cura(以下、Cura)の使い方を解説します。

もくじ

ブログ主が3Dプリンターで究極のコンパクト財布を作っちゃいました。

収納力と使い勝手を両立した最高の一品となっております。

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3Dデータを開く

フォルダのアイコンをクリックして開きたい3Dデータ(STL、OBJなど)を選択します。

Cura を開いた画面の画像

3Dデータを開くと以下のような画面になります。

Cura で各アイコンの説明をしている画像

モデルをクリックすると左のアイコンに色がつくので、希望の操作を行いましょう。

モデルを移動する

一番上のアイコンをクリックします。

プラットフォームの中心が原点になります

移動する方法は2つあります。

  1. X、Y、Zの各項目に直接値を入力する。
  2. 矢印をドラッグする。

モデルのロック にチェックを入れるとドラッグでの移動ができなくなります。
(値を入力しての移動はできます。)

位置のリセットをしたい場合は以下の方法を行います。

Cura のモデル移動設定をリセットする画面の画像

右クリックして「選択内容を中央に移動」を選択します。

モデルのサイズを変更する

上から2番目のアイコンをクリックします。

Cura のモデルのサイズ変更設定の画面の画像

モデルのサイズを変更する方法は2つあります。

  1. 「実寸」または「比率」の X、Y、Zの各項目に直接値を入力する。
  2. モデルから出ている各軸の線をドラッグする。

スナップスケーリング にチェックを入れると「10%」ずつ段階的に調整ができます。
ユニフォームスケーリング のチェックを外すと各軸ごとに調整ができます。

大きさを元に戻したい場合は、リセットアイコンをクリックします。

モデルを回転する

上から3番目のアイコンをクリックします。

Cura のモデル回転設定の画面の画像

モデルを回転する方法は1つだけです。

  1. X、Y、Z軸の各円を選択してドラッグする。

スナップローテーション にチェックを入れると「15°」ずつ段階的に調整ができます。

モデルを反転する

上から4番目のアイコンをクリックします。

Cura のモデル反転設定の画面の画像

モデルを反転させる方法は1つだけです。

  1. 上下、前後、左右で反転したい軸の矢印をクリックします。

反転をリセットする方法は、画面上で右クリックして「すべてのモデルの変更点をリセットする」を選択します。

(メニューの「編集」ー「すべてのモデルの変更点をリセットする」でもいいです。)

モデルごとの印刷設定を変更する

上から5番目のアイコンをクリックします。

同一プラットフォーム上で複数のモデルがあるときに個々の印刷方法を設定することができます。
(単体で印刷するときはサポートブロッカーを使用したときに使います。)

4つのアイコンは左から以下の通りとなります。

  1. 標準モデル 複数のモデルを普通に印刷するときに使用。
  2. サポートとしてプリント 選択したモデルをサポート材として印刷するときに使用。
  3. オーバーラップの設定を変更 モデル同士が重なった部分の印刷方法を設定するときに使用。
  4. オーバーラップをサポートしない モデル同士が重なった部分にサポート材を印刷しないときに使用。

標準モデル

下の例では、ベンチマーク船と魚の骨の 3Dモデル を同一プラットフォーム上で開いた状態です。

Cura の各モデル設定の標準モデルの説明画像1

標準モデルではそれぞれがそのまま印刷されます。

Cura の各モデル設定の標準モデルの説明画像2

サポートとしてプリント

これは 3Dモデル のどちらかを選択してサポート材として印刷するための設定です。
(下の例では、魚の骨をサポート材としています。)

Cura の各モデル設定のサポートとしてのプリントの説明画像1
サポートになったモデルはチェック模様になります。

これを印刷すると以下のようになります。

Cura の各モデル設定のサポートとしてのプリントの説明画像2

標準モデルのときとは違って魚の骨がサポート材として印刷されていることがわかります。

オーバーラップの設定を変更

これは 3Dモデル が重なった部分の印刷方法を設定するためのものです。

Cura の各モデル設定のオーバラップの設定を変更の説明画像1

さらに細かく2つ選択できます。

  1. インフィルメッシュのみ
  2. メッシュ切断

インフィルメッシュのみ

重なったところを外郭(外壁)を含まないインフィル(内側)のみの印刷方法を設定できます。

いろいろな設定ができますが、この例ではモデルの重なった部分のインフィルパターンをジャイロで充填率を100%にしています。

Cura の各モデル設定のオーバラップの設定を変更の説明画像2
20層目の断面図

メッシュ切断

「インフィルメッシュのみ」との違いは、外郭(外壁)で分割されるところです。

インフィル(内側)はもう一つのモデルの設定に依存します。

Cura の各モデル設定のオーバラップの設定を変更の説明画像3
20層目の断面図

これらの機能が どういう動きをするのかはわかるのですが、趣味レベルでしか使わない私には本来の使いみちがイマイチ理解できていません。

(製造業ではなじみの機能なのかも。特定の部分の強度を高めたりとか。)

オーバーラップをサポートしない

これはモデルの重なった部分にサポート材を適用しないための設定です。

Cura の各モデル設定のオーバラップをサポートしないの説明画像

船だけを印刷した場合と比べて魚と重なった部分にサポートが適用されていないことがわかります。

サポートブロックを設定する

一番下のアイコンをクリックします。

これは上記の「モデルごとの印刷設定を変更する」とやっていることは同じです。

何が違うのかというと、モデル単体で同じことができるということです。

Cura のサポートブロッカーの説明画像1

モデルの任意の場所をクリックするとブロックができます。
このブロックの印刷方法をどうするか設定することができます。

今回の例では、ブロックと重なった部分を「サポートしない」に設定して印刷しました。

Cura のサポートブロッカーの説明画像2
半分がサポートされていません。

これにより印刷の仕方に幅がでますね。
特定の箇所の強度を上げるために充填率を増やしたり、サポート材を適用したくない箇所を除外することができます。

同じモデルを複製(コピー)する

同じモデルを複数個印刷したいときは、以下の方法でできます。

Cura のモデルの複製を説明している画像1

モデルを選択して、右クリックで「選択内容を増倍」を選択します。

Cura のモデルの複製を説明している画像1
この例では「1」と入力。
Cura のモデルの複製を説明している画像3
1つ増えました。

G-code に変換する(スライスする)

3Dプリンターで印刷できるようにG-codeに変換する方法は以下のとおりです。

Cura のモデルのスライスを説明している画像1

いろいろな設定項目が出てくるので、設定を変更したい方はこれらの項目を変更してください。

(初めての人は、何も変更せず初期設定のまま印刷することをおすすめします。)

なお、個々の項目の詳細を知りたい方は知りたい項目にマウスオーバーしてみてください。以下の画像のように表示されます。

(読んでも意味がわからないものも多々あります…。)

Cura のモデルのスライスを説明している画像2

設定が終わったら、右下の「スライス」をクリックしてください。

スライスが完了したら、G-codeが生成されるので任意の場所に保存します。

初期設定でのスライスに慣れて、いろいろと変更したいと思った方は、Yanさんという方が書いているこちらの記事を参考にするといいでしょう。

(かなり詳細に説明してくれています。感謝!)

これで Cura の使い方は以上になります。では!

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