\大切な人への贈り物は BECOS(べコス) で/

出典元:BECOS
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おかげさまで、ほとんどの検索エンジンで『防湿ケース フィラメント』と検索するとほぼ一、二番目に表示されるこちらの防湿ケースですが、残念なことに土台となる密封容器が販売終了になってしまいました…。
次のケースをどうしよう…。
と頭をかかえていたのですが、ある日私の以下の記事によせられたコメントで耳寄りな情報が得られたのです。
ということで教えていただいたのがこちらのケースです。
実際に私も購入したんですが、ほとんど旧ケースと同じでした。
なんだ、ただのイケメンかよ。
SourceKさん、ありがとう!
ということで、今回は新しいケースが見つかったことを祝して新防湿ケースを作りたいと思います。
ブログ主が3Dプリンターで究極のコンパクト財布を作っちゃいました。
収納力と使い勝手を両立した最高の一品となっております。
販売しておりますので興味のある方はこちらのボタンからどうぞ!
リンクより3Dデータをダウンロードして、以下のように配置して印刷してください。
※PTFEチューブのキャップ「drybox-cap.stl」はTPUで印刷してください。
※大きめの店舗のダイソーで購入ください。
新ケースでは取っ手と水切りが追加されています。
サイズは全く同じです。
悲しいことに一番大きく違ったのは値段です。
旧ケース:300円 新ケース:700円
取っ手と水切りが付いて 400円アップってどういうこと?
旧ケースなら2個買ってお釣りがくるんですよねぇ…。
あくまでも仮定の話ですが、ダイソーさんの方で旧密封容器が3Dプリンター民に人気があることを認識されていて、これに代わるものがほとんど無いので新密封容器を値上げしたところで絶対買うだろうと強気に出たのではと邪推してしまいました(笑)
※PTFEチューブは10cm程度しか使用しないので余っているものがあればそれを使ってください。
※100均でいいのがあればそれでも構いません。
※今回はベアリングが必須になります。
加工に必要な工具は以下の2点だけです。
穴を開けるのは3ヵ所だけになります。必要な穴の径は、10mmと12mm です。
組み立てはとても簡単です。と、その前に邪魔な取っ手は外しておきましょう。
ケースのフタと底の中心にそれぞれ12mmの穴をあけます。
ちょうど真ん中にポッチがあるので、そこにめがけて穴をあけます。
穴のあいたフタと底にそれぞれ軸受を取り付けます。
フタ側では、「drybox-screw-R-1」にベアリングを取り付けます。
「drybox-screw-R-1」をフタの外側から「drybox-shaft-nut」を内側からはさむようにして締めます。
フタの外側から「drybox-screw-R-2」を内側の「drybox-shaft-R」の穴に差し込みます。
フタ側の軸は色々な幅のリールの違いを吸収するために遊びが設けられています。
底側では、「drybox-shaft-L」にベアリングを取り付けます。
「drybox-screw-L」をフタの外側から「drybox-shaft-nut」を内側からはさむようにして締めます。
そして、底の内側から「drybox-screw-L」を差し込みます。
フタと底で軸受を取り付けるとこのような感じになります。
次はフィラメントの差し込み口と温湿計ホルダーの位置を決めて、穴を開けて取り付けます。
ケースにフィラメントのリールを設置します。
温湿計ホルダーとリールが干渉しない場所を確認して、10mmの穴をあけます。
(画像は旧ケースのものですが、新ケースでもやることは変わらないのでご了承ください。)
ケースの内側から差し込み口用のボルトを温湿計ホルダーを通して、外からナットを締めます。
ケースの壁は傾斜があるので、軸が水平になるように足をつけましょう。
三角マークのある方が少し高くなっています。感覚で水平になるように取り付けます。
(画像は旧ケースのものですが、新ケースでもやることは変わらないのでご了承ください。)
フィラメント差し込み口にPTFEチューブとキャップを取り付けます。
ここまでお疲れさまでした。これで完成です!
まずは旧ケースと新ケースの見た目を比較してみましょう。
パッと見はどちらも同じように見えますが、新ケースは大きく進化しています。
2つの機能を追加したので紹介します。
旧ケースでは印刷が終わってケースから出ているフィラメントが長い場合、そのまま引っ込めると以下のようになりました。
そのまま使用すると絡まってフィラメントが出てこない可能性があるので、リールからはみ出たフィラメントを直すためにフタを開ける必要がありました。
しかし、新ケースでは巻き取り機能を追加したのでリールにキレイにフィラメントを巻き直すことができるようになりました。
新ケースでは巻き取り機能を追加するためにリールを挟み込むように変更しました。
そのおかげでリールがケースの中心で固定されるため、横置きにしてもリールの回転に干渉しません。
横置きにするには、ダウンロードしたファイルの中の「drybox-foot-side.stl」を2つ印刷して両面テープで取り付けてください。
いかがだったでしょうか。
自分で言うのもなんですが、この防湿ケースはほぼ完璧です。
近いうちに別の記事で書こうと思っていますが、新ケースのいくつかのファイルを印刷すれば、旧ケースを使っている方も新ケースと同じ機能をもったものにアップグレードできます。
(互換性もバッチリです。)
やれやれ、どうやら自作防湿ケースに
終止符を打ってしまったようだぜ。
とりあえず防湿ケースが欲しいという方はこれを作っておけば間違いないと思います。
この密封容器もいずれ販売終了になるかもしれないので作るなら今のうちですよ〜。では!
コメント
コメント一覧 (4件)
新ケースの紹介ありがとうございます!
巻き取り機能良いですね。
次に作るときは、こちらのバージョンで作りたいと思います。
旧ケースがあるのでこちらのバージョンを作ってみたのですが
drybox-screw-R-2の軸が届かないので20mmぐらい長くしてみました。
届くようにはなったのですが、リールが不安定でdrybox-screw-R-2がすぐに抜けてしまいます。
どのように改良すれば旧ケースで快適に使えるようになりますか?
問い合わせありがとうございます。
旧ケースでも使用する場合には、以下のファイルのみを変更することで使えるようになります。
・drybox-shaft-R.stl
・drybox-shaft-L.stl
旧ケースは新ケースと比べて持ち手の凹み分が約1cm長いので、
これらのファイルを平面を底にした状態で配置して
Z軸のみ120〜125%(使用しているフィラメントのスプール幅によるため)
伸ばすことで使えるようになります。
よろしくお願いします。
返事ありがとうございます。
shaft-RとLはすでに作成してしまってもったいないので5mm厚の円柱で下駄をはかせるように
試してみます。
まだ2個旧ケースがあるので以降作成するときは最初から大きいshaft-R,Lを出力してみます。
ありがとうございました。