\大切な人への贈り物は BECOS(べコス) で/
こんにちは Jin(@Jin_talk38)です。
前回は 3Dプリンターのポテンシャルを引き出す方法として スライサーを変えることを話しました。
(前回の記事はこちらから)
今回は Cura をこの 3Dプリンター に合わせて最適化する方法を解説します。
Cura のダウンロード
公式サイトから Cura をダウンロードし、インストールをしてください。
Cura の日本語化
初期設定では「英語」になっているので「日本語」に設定しましょう。
Cura を起動して、下の図のとおりクリックします。
「General」をクリックします。
Language から「日本語」を選択して「Close」をクリックします。
Cura を一度閉じて、また起動します。
x1 を追加
Cura には既存でいくつかのメーカーの3Dプリンターが入っていますが、残念ながらどこの馬の骨かわからないメーカーのプリンターは登録されていません。
ということで x1 を登録します。
Cura を起動して、下の図のとおりクリックします。
「非ネットワークプリンターの追加」から「Custom」を選択して、下の図のとおりクリックします。
プリント設定
追加した「X1」を選択し、下の図のとおりクリックします。
「プリント設定」の各パラメータを以下のとおり設定します。
(変更値に何もないところは初期値のままでいいです。)
初期値 | 変更値 | |
---|---|---|
プロファイル | Draft – 0.2mm | Fine – 0.1mm |
品質 | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
レイヤー高さ(mm) | 0.2 | 0.1 |
外郭 | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
壁の厚さ(mm) | 0.8 | |
ウォールライン数 | 2 | |
上部/底部の厚さ(mm) | 0.8 | |
上部厚さ(mm) | 0.8 | |
上部レイヤー | 4 | |
底面厚さ(mm) | 0.8 | |
底面レイヤー | 4 | |
水平展開(mm) | 0 |
インフィル | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
インフィル密度(%) | 20 | 15 |
インフィルパターン | グリッド | ジャイロイド |
マテリアル | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
印刷温度(℃) | 200 | 180 |
スピード | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
印刷速度(mm/s) | 60 | 50 |
移動 | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
引き戻し有効 | レ | |
引き戻し時のZホップ | チェックなし | レ |
冷却 | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
印刷中の冷却を有効にする | レ | |
ファン速度(%) | 100 |
サポート | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
サポート開始 | チェックなし | レ |
サポート配置 | 全対象 | ビルドプレートにタッチ |
サポートオーバーハング(°) | 50 |
ビルドプレート密着性 | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
ビルドプレート接着タイプ | ブリム | ラフト |
ラフトの余分なマージン(mm) | 15 | 5 |
詳細な設定を行いたい場合は、各カテゴリーの歯車マークをクリックしてください。
(かなり細かく設定できるので覚悟してください。)
各カテゴリーの詳細なパラメータの内容については、Yanさんという方が丁寧に解説している記事がありましたのでこちらを参考にしてください。(とてもありがたいです。)
以上で EasyThreed(LABISTS) x1 でも Cura でスライスして印刷することができるようになりました。
ただし、今回は最低限の設定でありベストではありません。
なので随時検証をしながら変更していきますのでよろしくお願いします。
Cura の使い方については、こちらの記事をご覧ください。