\大切な人への贈り物は BECOS(べコス) で/
こんにちは Jin(@Jin_talk38)です。
モノづくりは好きなんですが、最近は作るネタが枯渇気味です。
なので、愛する妻に何か作って欲しいものがあるか聞いてみたところ、スポンジーホルダー(スポンジ置き、スポンジラック)を作って欲しいとのこと。
要望は以下のとおりです。
- 縦置きができるようにして欲しい。
- スポンジを使い分けたいので2つ欲しい。
まぁ今の私なら朝飯前のものですがね。
…だと思ったのですが、ユーザーは私の想定を超えてきますね。
今回は、ユーザー目線で物を作ることの大切さを知ったお話をします。
3Dモデル作成
今回は内容がカンタンなので一発で決めてやりますよ。
吸盤で止めるタイプにして、スポンジを縦に置くので受けを縦に長くしました。
本当になんの変哲も無いスポンジホルダーができあがりです。
完成
早速印刷して、妻に無事に納品しました。
めでたし、めでたし。
となるつもりでしたが、数時間後・・・
Jin、ちょっときて〜!
ん?どした。
呼ばれて行ってみると、こんな感じになっていました。
な、なぜ…
理由を聞いてみると、熱湯をかけたら曲がったそうです。
私は妻に「なんで熱湯かけたん?」って聞いたら、いつも食器を洗い終わったら熱湯消毒するためにスポンジにかけるとのこと。
(そりゃ曲がるわな〜。)
3Dプリンターをやっている人にはあるあるですが、PLAは熱に弱いです。(60℃位で変形します。)
そこで、熱に弱いことを知りつつも変形しにくい工夫をすることにしました。
3Dモデル 修正
素材をPLAから耐熱性の高いものに変えるという手もありますが、私はPLAとTPU以外の素材には興味がありません。
(クセがなく3Dプリンター側で印刷速度を切り替えるだけで使い分けることができるから。)
素材の弱点を知り、それを補う形状にするために考えるのも一興じゃないですか。
やることはいたってカンタンです。表面にリブ(補強)をつけるだけです。
3Dプリンターをお持ちで興味のある方は STLファイルをダウンロードして印刷してみてください。
完成 2回目
これでうまくいったらいいなと祈りつつ印刷しました。
そして、早速使ってもらったところ妻からは合格をいただきました。
よくやった俺!
まとめ
いかがだったでしょうか?
ユーザーというものは常に製作者の想定を超えた使い方をするものです。
そういうことにもしっかりと対応することで良いモノができていくんでしょうね。
今回は自分の中ではカンタンに済むと思っていたことがユーザーを介することで盲点に気づくことができました。
やっぱり3Dプリンターって楽しいですね。自分で作りたいって思ったことがすぐに形にできるんですから。それでは!
もし興味があればこれまで作った 3Dモデルもご覧ください。
今回の記事を読んで 3Dプリンターをやってみたいと思ったあなた。思い切って一歩を踏み出してみませんか?
私のブログのコンセプトは「気になったことは、とりあえずやってみよう!」です。
踏み出したその先にあなたの求めているものがあるかもしれませんよ♪
コメント