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【3Dプリンター】Voxelab Aquilaのカスタムファームウェアをアップデート

こんにちは Jin@Jin_talk38)です。

Voxelab Aquilaをお使いのみなさん、楽しんでいますか〜?

・・・

うんうん、それは良かった。

今回は、カスタムファームウェアをアップデートして G-codeのサムネイルを表示できるようにしてみますか。

アップデート前のカスタムファームウェアの印刷ファイル一覧の画像
【変更前】v.1.3.5
アップデート後のカスタムファームウェアの印刷ファイル一覧の画像
【変更後】v.1.3.5.1 Beta4

厳密にはアップデートではなく、新しいファームウェアのインストールです。
なので、過去のこの記事の内容を事前に行う必要はありません。

もくじ

ブログ主が3Dプリンターで究極のコンパクト財布を作っちゃいました。

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準備するもの

  1. カスタムファームウェア
  2. Ultimaker Cura
  3. microSD
  4. Windows パソコン microSD のフォーマットに必須です。(Mac ではできません!)

注目する点は、サムネイルを表示させるには Curaの方でも設定が必要になってくるということです。

手順

microSDにカスタムファームウェアを保存するまでの手順は全て Windows上で行ってください。

STEP
ファームウェアをダウンロード

alexqzdさんという方が提供しているカスタムファームウェアをダウンロードします。

赤枠をクリックします。

カスタムファームウェアがダウンロードできるサイトの画像1

今回は、私がインストールしたものと同じファームウェアをダウンロードします。

(※ Voxelab Aquila のCPUの型によって「G32(無印)」か「N32」を選んでください。)

カスタムファームウェアのダウンロードサイトの画像

「Source code」は「Marlin-1.3.5.1-beta.4.zip」という名前のファイルでダウンロードされます。

STEP
Windows パソコン上で microSDカードをフォーマットする

microSD カードを以下のとおりにフォーマットします。

Windows でmicroSDカードをフォーマットするときの設定画面
アロケーションユニットサイズが重要です

Mac でも「FAT32」でフォーマットができますが「Voxelab Aquila」は認識してくれません。

STEP
ダウンロードしたファイルから必要なファイルを microSD に保存する

ダウンロードした「Marlin-1.3.5.1-beta.4.zip」を解凍して、「DWIN_SET (Voxelab Red)」を microSD に保存します。

ダウンロードしたカスタムファームウェアのファイル一覧を表示した画像

次に microSD に新規フォルダ「firmware」を作成して、その中に「ManualMesh-3×3-N32.bin」を保存します。

DWIN_SET (Voxelab Red)」をリネームして「DWIN_SET」にします。

microSD内のファイルの配置は以下のとおりとなります。

インストールするカスタムファームウェアのファイル配置の画像
STEP
microSD を 3Dプリンター本体に挿して電源のON/OFF をする

成功したら10秒位でチェックマークがスクリーンに表示されます。

(インジケーターが出たままで停止している場合、失敗しているので違うファイル「DWIN_SET (Custom)」を使って再度行ってください。)

電源を OFF にしたら microSDは抜きましょう。

STEP
スクリーン装置の裏蓋を外して microSDを挿して電源のON/OFF をする

スクリーンにつながっているケーブルを抜いて、裏蓋を外します。

Voxelab Aquilaのスクリーンの裏の画像

裏蓋の開いたスクリーンに以下の操作を行います。

Voxelab Aquilaのスクリーンの裏蓋を外した画像

電源を ON にします。するとスクリーンが青色に変わります。

Voxelab Aquilaのファームウェア更新中のスクリーンの画像
ファームウェア更新中

ファームウェアの更新が完了するとスクリーンの色がオレンジに変わります。

Voxelab Aquilaのファームウェア更新完了のスクリーンの画像
ファームウェアの更新完了

電源を OFF にして、microSDを抜いて裏蓋も元に戻しましょう。

STEP
Curaで行う設定
Curaを起動

「ヘルプ」→「コンフィグレーションのフォルダを表示する」を選択します。

カスタムファームウェアをアップデートした際のCura側の設定方法について解説した画像1
Curaのコンフィグレーションフォルダにファイルをコピー

コンフィグレーションフォルダが開きます。

カスタムファームウェアをアップデートした際のCura側の設定方法について解説した画像2
初めは「Cura_JPEG_Preview.py」は存在しません

先ほどダウンロードした「Marlin-1.3.5.1-beta.4」に含まれる「Cura_JPEG_Preview.py」をコンフィグレーションフォルダの「scripts」フォルダにコピーします。

カスタムファームウェアをアップデートした際のCura側の設定方法について解説した画像3

Curaを一度落として、起動します。

スクリプトを加える

「拡張子」→「後処理」→「G-codeを修正」を選択します。

カスタムファームウェアをアップデートした際のCura側の設定方法について解説した画像4

Create JPEG Preview」という項目があるので「スクリプトを加える」ボタンをクリックします。

右側の各項目にチェックが入っていることを確認して「閉める」ボタンをクリックします。

カスタムファームウェアをアップデートした際のCura側の設定方法について解説した画像5

以上で Cura側の設定は終わりです。

STEP
Curaで適当な STLファイルをスライスして microSDに G-codeを保存

保存したら Voxelab Aquilaに差し込んでください。

STEP
Voxelab Aquilaの設定

Aquila側で以下の設定を行わないとサムネイルは表示されませんので注意しましょう。

「Main Menu」→「Control」→「Visual」→「Show file thumbnails」にチェックを入れます。

カスタムファームウェアをアップデートした後のAquila側の設定方法について解説した画像1

設定を変更した後は必ず以下の手順を行いましょう。そうしないと毎回設定することになりますので。
「Main Menu」→「Control」→「Store Settings

STEP
印刷画面を開く

「Main Menu」→「Print」を選択すると、以下のとおり表示されます。

アップデート後のカスタムファームウェアの印刷ファイル一覧の画像
ドクロを選択します
カスタムファームウェアをアップデートした後にサムネイルが表示されている画像
サムネイルが大きく表示されます

ちなみにサムネイルが表示されていない G-codeファイルは、今回の Curaの設定を行う前にスライスされたものだからです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

またまた Voxelab Aquila がパワーアップしてしまい、ますます Aquila のことが愛おしくなったんではないでしょうか。

こんな感じ

このようにカスタムファームウェアがアップデートされるとできることが追加されていくので、カスタムファームウェアのサイトはちょこちょこのぞいていた方が良いですね。

アップデートで何か機能が追加されていることに気づいたら、私はそれだけで1日がハッピーです。では!

(その気持をみなさんにも分けてあげたい。)

もくじ