\大切な人への贈り物は BECOS(べコス) で/
こんにちは Jin(@Jin_talk38)です。
最近、TPUで印刷することが多い日々を過ごしていますが、やっぱりこの素材はいいですね。
柔軟で強靭なので小物を作るのに適しています。
素材の特性を活かして、これまで色々なものを印刷してきました。
そんな私のお気に入りのTPUですが、TPUを使っていて1つだけ許せないことがあります。
それは、フィラメント交換時と印刷の途中で発生する「脱腸」です。
(この症状の正式名称が不明なため、この表現が適切かどうか分かりませんが…)
これが印刷の途中で発生するとギアッチョ並ににキレたくなります。
なんでこんな風になるの?
こうなる原因は2つあります。
- TPUは柔らかいので上から力がかかると横に逃げてしまう。(PLAでは絶対起きません。)
- エクストルーダーにスキマがあるから。
今回はこの症状が起きないようにTPU対応エクストルーダーを作成したいと思います。
計測
3Dモデルを作る上で欠かせないノギス君です。これで既存のエクストルーダーの要所要所を計測しましょう。
【私が使用しているノギス】
3Dモデル作成
はい、作りました。
この程度であれば30分以内で作れるようになりました。やっぱり習うより慣れろですね。
フィラメントが逃げるスキマを埋めるような形で作成しました。
改良版(2022年7月18日)
上記の形状でも脱腸が起きることを確認したので改良しました。加えて熱で変形することも確認できたので対策として補強しています。
以前にダウンロードされた方は新しいものを使ってください。
こちらから STLファイルをダウンロードしてください。
完成
どうですか? ぜんぜん違和感が無いでしょ?
TPU対応エクストルーダに変えてから今のところ脱腸は起きていません。
(バネ圧が弱い場合、空回りするかもしれません。そんなときはバネを少し伸ばして調整してください。)
最後に
これでTPUの印刷は、ダイレクトエクストルーダー化とTPU対応エクストルーダーへの変更を行うことで怖くなくなったと思います。
じゃあどうするの? TPUでどんどんモノを作っていくんだよぉ!
そして、Voxelab Aquilaの改造はこれで最後です。では!
あんた、前に改造はこれで卒業って記事書いてなかったけ?
亀仙人の「もうちょっとだけ続くんじゃ」と一緒一緒。
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